清水との面談について、締切は2024年4月19日です。希望する方はお早めにどうぞ。 × 警告を閉じる 基礎研究医プログラムのご案内 本学の基礎研究医プログラムは、大学病院で初期研修をしながら同時に大学院に入り、基礎医学者としてのトレーニングをこなすコースです。通常は初期研修2年、大学院4年と合わせて6年かかるところを、学部卒からわずか4年で修了することができるコースです。 しかしながら研修医生活をこなしながら大学院生として研究するというのは並大抵のバイタリティではできません。相当の覚悟がなければどっちも中途半端になるでしょう。学部生の頃から基礎医学研究者になるために相応の努力を継続してきており、かつ研修医時代を乗り切る覚悟と体力があり、そしてその先も基礎医学研究を通じて社会に貢献しようという熱意がある場合のみ受け入れます。 私の本当のオススメは、2年間は医科歯科大学病院 or 市中病院で研修をしこの先40年以上にわたって医学研究者として活躍する下地となる幅広い現場の医療を体得し、一方で臨床研修と並行して当分野のオンライン研究制度 (+ 医科歯科大学病院で研修をしている場合は、診療のない時間帯に当研究室に出入りすることも可能です) により研究にも従事して、そしてその上で清水研の正規博士課程の4年猛特訓コースに進むルートです。その方が、卒業後に卓越した基礎医学研究者として活躍できる可能性が基礎研究医プログラムで最短で博士号をとるよりも飛躍的に高まります。一見遠回りのようですが、大学院卒業後の生産性を考えればそれが一番合理的な選択です。というわけで、私は本学のプログラムが素晴らしいとは思っていません。しかし希望されるのであれば受け入れる用意はあります。 受け入れ条件詳細 すでに筆頭著者として広義の基礎医学系で査読付き英語原著論文を1本以上発表している or 第3著者以内で2本以上の論文を発表している方 (現在投稿中も可)、または清水研の研究実践プログラムや研究者養成コース在籍中の方 (いずれも博士課程における研究歴1年相当と読み替えます)。特例として、数理やデータサイエンスに関する実績がある方 (Kaggle銀メダル以上など) も考慮します。初期研修医生活の最初の1年半は、診療を学びつつ、平日は1日2時間平均、土曜日は1日5時間平均、合わせて週15時間相当の研究活動を継続できる方 (1年半の間に1125時間になりますが、これは大学院における研究歴半年強と読み替えます)。初期研修医の2年目の後期、および3年目・4年目は当研究室で研究に専念できる方 (週50時間 x 50週平均、これは大学院における研究歴2半年と読み替えます。上記合わせて研究歴1年 + 半年 + 2年半 = 4年になります)。大学院に所属するのは実質2年ちょっとですが、その短い間に博士号取得後の行き先 (ポスドク先) を自分で責任を持って探す意欲のある方その他、こちらのページにかかげる清水研の受け入れ必須条件7項目を全て満たす方。 清水自身は初期研修医2年、その後5年の基礎医学研究を経て学位をいただいたので、学部卒業から学位取得まで7年かかっていますが、それを4年で駆け抜けようというわけですので相応の知力・体力・覚悟が必要になること、最後にもう一度申し添えます。 大学院見学について 応募に先立って研究室見学をしてください。やり方はこちらのページ、そしてメールの賢明には基礎研究医プログラムという文字を入れてください。また、英語力の証明 (TOEIC, TOEFLなど) をお持ちであれば添付してください。下記に記載する1段階目の選考 (カジュアル選考) も合わせて見学の日に行うことをオススメします。 選考方法 当プログラム希望者は4段階の選考を受けていただきます。まず1段階目 (カジュアル選考) は清水が行います。広い意味での基礎医学に関するこれまでのご自身の研究成果をプレゼンしていただき、当分野の教員 + 大学院生を相手に質疑応答をお願いいたします。また、基礎医学研究者としての熱意や展望もお伺いします。カジュアル選考は、清水研の基礎研究医コースを希望する方のうち先着順で2名の合格者が出た時点で募集を停止します。2段階目, 3段階目は本学が行います。2段階目は1次選考として書類審査を実施します。合格者のみ3段階目の選考として2次選考 (6年生として兼ね備えているべき医学知識に関する筆記試験および面接選考) が行われます。この段階を通過できるのは大学として最大2名までです。通過した方は、4段階目として9月末に実施される本学 医歯学専攻博士課程の大学院入試を受けていただき、合格すれば内定となります。詳しくは本学の基礎研究医プログラムのページもご覧ください。