短期で研究室を離れた理由 学生 (他の研究機関所属で指導委託があった大学院生や、授業としての研究室配属希望の学部生なども含む) さんが短期で研究室を離れた理由をまとめています。文部科学省の統計によれば、大学院の途中でラボを去る方は毎年7,000名ほどいますので、全国どこの研究室にも過去にはそういう方もいらっしゃると思いますが、ほとんどのラボでは去った方のことやその理由は公開されていません。ましてや内部の人でも昔のことについて聞くのもタブーな研究室も中にはあるでしょう。一方、当研究室では余すことなくopenにしていますので、研究室を考える上での参考にしてください。 清水研では最初の3ヶ月は基礎体力養成期間ですが、その実際の研究活動が始まる前にラボを去ってしまった学生さんたちの理由はこちらです。厚生労働省の調査では会社でも大卒新人の4%が3ヶ月以内に退職していますし、ごく短期でラボを去るのは個人の事情が大きいと思いますが、こちらが改善できる点がもしあれば改善したいので理由はみなさんにお尋ねしています。 在籍3日:臨床医だったが、臨床業務と全く違う新しい環境 & 清水研での膨大な勉強量に圧倒され退学を決断。在籍1週間: もともと高校の頃から人前でプレゼンするたびに極度の不安と数日にわたる体調不良があった。清水研に加わった最初の1週に2回のmeetingがあり、体調不良が辛くなりラボを離れる在籍3週間: 清水研で研究活動もしながら、清水の知らないところで週に3回の医局の仕事や外勤などをこなす。3週間、平日は清水研のこと、そして土日は医局から課されているdutyの仕事や生活のためのアルバイトで休みなく走り続け精神的に限界が来てギブアップ。その後もとの医局に戻ったが、1年ほどで退学。在籍3ヶ月: 理系の他分野からやってきたが、以前の研究室は週に2回1-2時間程度の輪読会に出席するだけでよかったので研究活動をしたことがなかったし、研究室はどこもそのようなところだと思っていた。清水研に入り全然違うということに圧倒され、研究計画の詳細を考えるステージからして断念、退学。 反対に最初の3ヶ月をしっかりと乗り切った方々はこちらの先輩の声のように研究を開始する土台をしっかりと身につけているので、私としてはこの期間にラボを去るというのはとても残念です。 いずれもラボが立ち上がった2022年に受け入れ許可をした方々で、当時はどこのラボよりもしっかり書いているホームページを読んだ上で覚悟があるなら「来るもの拒まず」スタンスです & 自由と責任は表裏一体なので自分で自由に選ぶ以上は自己責任でご検討くださいと明記していました。短い期間に離脱してしまった方々を踏まえ、2023年度からは「来るもの拒まず」ではなく、研究室が求める人物像に合致するかをこちらもしっかりと確認するようにしています。また、2023年度からは日曜日は大学院生が研究室に来るのを禁止 & 平日も21時以降は禁止にしました。さらに、2023年5月からはmental healthのページを設け各自でセルフチェックをしていただいている他、他企業が作成している心理学に基づいた性格・考え方診断もラボとして受け入れできるかの判断に取り入れています。もちろん私達としてはこれらの学生さん達が去ってしまったのはとても残念なことですが、短い清水研生活で学んだこと、見出した自分の長所短所などを活かしてそれぞれが輝ける場所で活躍してくれることを願っています。