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卒業するまでに、自分の名前で論文を出す

データ科学 × 生命医学界の次世代スター集まれ!!

学部2年生から、それなりに打ち込めば(たとえば1日3時間×週3程度)、6年間の卒業までには筆頭著者として国際誌に発表できると思われます。国内学会発表は複数回のチャンスがあるでしょう。

それは多くの学部生にとって、自分には関係のない話に聞こえるかもしれません。でも、清水研にはそれを本気でやっている学部生がいます。駿河台キャンパスにあるこの研究室には、授業とは関係なく、放課後でも土日祝でも、いつでも通えます。入学したての新入生から受け入れています。東京科学大学の学生さんだけではありません。

現在の知識やスキルは不問です。情報系の理論が好きな人、プログラミング・実装が好きな人、生物学に興味がある人、実データ解析が好きな人。多くのタイプの学生さんが活躍できるチャンスがあります。

なぜ、学部生のうちなのか

2024年度は、物理学賞と化学賞の2つのノーベル賞がAIに出ました。生命科学と医学の地図は、いままさに書き換えられているところです。将来医師として何科に進むにせよ、あるいは研究者として何を研究するにせよ、絶対に心強い武器になってくれるデータサイエンスを、学部生時代にみっちり身につけませんか。

清水が医学生の頃は、キャンパス内に情報系の先生はおらず、大きな本屋さんに行っても日本語で書かれたPythonの本がありませんでした。それを考えると、今の学部生さんは非常に恵まれた環境にいます。問題は、その環境をいつ使い始めるかだけです。清水自身は、2年生の春から研究室に所属して研究をさせていただいていましたし、さらに言えば1年後期から情報学のラボの論文抄読会に参加させていただいていました。そして学部生時代に、基礎医学系の研究室に足繁く通い、筆頭著者として英語論文を発表しています(Shimizu et al., Biochem Biophys Res Commun. 2011)。

若い学部生の頃に研究室に出入りすることで、論文の読み方、論理思考、データサイエンスや生命医学領域の考え方・技術の基礎が身につきます。それらのポータブルスキルは、将来どこにいっても役に立ちます。学部生のうちに将来のキャリアを見据えて自己投資をするのは、とても大切なことです。

生命科学・医療とデータサイエンスの両方を知っている指導者は、まだ少ない

これは、研究室選びで意外と見落とされがちな、しかし決定的なポイントです。

数理・情報学をずっとやっている先生か、それともバイオ・医療系のベテランか。どちらか一方が専門の先生がほとんどであり、生命科学・医療とデータサイエンスの3つに長けた先生はまだ多くありません。

清水は医師であり、生命科学実験で博士号を取得し、その後データサイエンスで複数の研究を論文として発表してきました。米・ハーバード大学時代もシステム生物学部門というところで数理情報学と生物学の融合分野を研究してきました。

これがなぜ学部生にとって重要か。臨床を知らない指導者のもとでは、その解析が本当に医療を変えるかを評価できません。逆に数理を知らない指導者のもとでは、その手法が本当に正しいかを評価できません。学部生のうちは、その両方を同じ人から学べることの価値が最も大きい時期です。

そして、他の教授に比べ学部生のみなさんとは年が近いため、あまり形式ばらず、部活のちょっとした先輩くらいの距離感でやっています。

7つの領域から、自分のテーマを選ぶ

研究テーマは幅広く、次の7グループからある程度自分で選ぶことができます。学部生のテーマだからといって、練習問題を渡すことはありません。いずれも実際に論文になりうる問いです。

統計

医療データならではの難しさに向き合う。患者さんをどう層別化すれば、次の打ち手が変わるか

バイオインフォマティクス

ゲノムやシングルセルの大規模データから、病気のしくみを読み解く

システム生物(数理モデル)

生命を微分方程式で記述し、計算機の中で病気を再現する

画像

病理画像、医療画像、顕微鏡画像。人の目では追いきれないものをAIで見る

AI創薬

薬のかたちをAIで設計する。低分子、ペプチド、抗体、核酸アプタマー

合成生物(工学)

分子を設計して体内で働かせる。DNAコンピューティング、抗菌ペプチド

量子

量子計算で、古典コンピューターでは届かない精度に迫る

これらは、研究内容のページで紹介している研究領域を、学部生の方がテーマを選びやすいように細かく分けたものです。コンピューター解析だけでなく、希望者には生命科学実験とのハイブリッドテーマをしていただくこともできます。自分で出したデータを自分で解析する経験は、どちらか一方だけでは得られません。

さまざまなルートで学部生のうちから清水研で研究できます

制度がいくつかありますが、迷ったらとりあえず来てみるのが一番早いです。

医学科の方は研究実践プログラムで来ることも、これとは無関係に来ることもできます。制度は入り口を増やすためのもので、狭めるためのものではありません。熱意があれば学部1年生から受け入れできるので、これから勉強したいという方でも遠慮なくお問い合わせください。

条件は、たった1つです

当研究室に学部生として所属するための条件は、これだけです。

自ら貪欲に学び続け、また学んだことを仲間同士でシェアしさらに高め合っていけるような向上心と協調性のある方

現在の知識やスキルは不問です。情熱にまさる能力なしという言葉もあるように、ひたむきに研究に取り組みたいという強い意志がある方を期待しています。

最後に

学部生のみなさん、まずは授業とは関係なく意欲的にこのページをご覧いただきありがとうございます。学部生のうちに研究室に通うことは、多くの人にとって入りづらい選択です。周りは部活やバイトや試験勉強をしています。自分だけが変わったことをしているような気がして、最初の一歩が重い。

でも、ここに通っている学部生は、みんなその一歩を踏んだ人たちです。そして数年後には、同学年の誰も持っていないものを持っています。自分の名前で書いた論文、学会で話した経験、どんなデータを見ても恐くないという感覚。清水自身も学部生時代にそれをやりました。だから、その価値も、最初の一歩の重さも、両方分かるつもりです。

私たちも、意欲的な学生さんには全力で支援させていただきます。志が高く優秀なみなさんとご一緒できるのをとても楽しみにしています。