特任研究員 (ポスドク相当) として当研究室に参加することに興味のある方へ
私たちのこれまでの研究をご覧いただいた上で、清水までメールにてご連絡ください。博士号をお持ち (取得見込みを含む) であれば、これまでの研究内容等は問いません。
公募の情報は当研究室ホームページやJREC-IN Portalに掲載されることがあるほか、公募を出していない場合でも特任研究員の受け入れが可能な場合があります。また、フェローシップ(日本学術振興会特別研究員(PD)等)への応募を歓迎します。特に、自らフェローシップを獲得して参加される方の研究テーマについては、私たちの研究室が持つ様々なアプローチを活用した幅広いテーマを積極的に受け入れています。これは、研究テーマの多様性の中からこそ生まれる独創性を重視しているためです。プロジェクトを決める際の当教室の方針についてはこちらのページもご覧ください。
私たちは「科学者にとって最高のパラダイスであり次世代を担う研究者のインキュベーターをつくること」を掲げており、次のような33のbenefitをポスドク研究者に提供しています。
- デスクトップコンピューターおよび高速Wifi環境
- ラボ共通図書 (関連書300冊)
- スーパーコンピューターSHIROKANE最上級モード(D9モード) およびデータストレージサーバーSHIRAUMEアクセス権 (家からでも利用可)
- MATLAB, Mathematica, Illustrator, Gaussianといった研究を行う上で不可欠の有償ソフトウェア
- (実験系出身の先生のうち希望すれば) 着任前に学習できるオンライン教材 (バイオメディカルデータサイエンスに関する200時間分の演習教材)
- 実験や情報解析に関わる膨大なオンライン教材・リソース (1万ページ以上、在宅で勉強可能)
- (希望者する先生のみ) 一通りの分子細胞生物学実験環境および共用の専門実験機器
- (希望者する先生のみ) 3Dプリンターを含む先端技術へのアクセスと企業との連携の場
- (生命科学や医学以外の分野出身の先生) ライフサイエンス集中勉強会 (2ヶ月)
- (希望される先生のみ) 米国マサチューセッツ工科大 (MIT) ・人工知能研究所 (CSAIL) で使われているのと同じ教材を使ったML特論 (2年コース)
- (希望される先生のみ) システム生物学, 数理生物学, 合成生物学, 量子情報科学等の多様な周辺領域を学ぶCS (convergence science) 特論 (2年コース)
- アットホームなラボ環境、ラボメンバーおよびM&Dデータ科学センター
- JR御茶ノ水駅から徒歩3分、東京のど真ん中にあるので各種学びの機会にも参加しやすい環境
- バイオメディカルデータサイエンスとその関連領域における人脈ネットワーク (清水研は30年続くので今後同門の方がたくさん輩出されるでしょう)
- ラボメンバーからの建設的な批判によるプロジェクトの軌道修正
- ほぼ毎週ある研究に関する個別ミーティングを通じた論理的思考回路のブラッシュアップ
- 多様な研究プロジェクトを見聞きする中で広範な科学領域に対する理解の提供
- 主体的に貪欲に学び続ける習慣と、それを人にシェアすることで自らのさらなる学びとする機会の提供
- (希望される先生のみ) 大学院生教育の経験
- マイプロジェクトとして自らの興味に応じてプロジェクトを0から立ち上げる経験
- キャリア早期から論文のco-coresponding authorになる機会の提供
- 最先端の学術論文やテクノロジーを毎週学ぶ機会
- 英語運用能力の向上
- 発表プレゼンや書類等の手直しを通じた、研究者として生き残るための「聴衆への上手な見せ方」指南
- 倍率5倍, 10倍, 20倍の競争率に勝ち採択された過去の学振DCやグラントの申請書をシェアすることで、近い将来不可欠になる採択される申請書を書く秘訣を学ぶ機会の提供
- 2年に1本以上の頻度で筆頭著者として英語学術論文を国際誌に発表できる機会
- 書籍、各種記事等を執筆する機会
- (研究成果に特許性がある場合は) 特許出願経験 + 特許収入
- (研究成果に社会的インパクトがある場合は) プレスリリース、記者会見経験
- 少なくとも2ヶ月に1回の清水との面談・雑談により研究以外の困っていることを自由に相談できる環境
- (希望者される先生のみ) 週に1回昼食をともにしながらデータ科学関連の他分野の先生、学生との交流
- (希望者される先生のみ) 年に1回以上の国内学会発表機会の提供
- (希望者される先生のみ) 次のポストを探す上での各種公募申請書サポート
正直なところ、大学院を卒業したポスドクの先生にまでここまでたくさんのことを学べる機会・キャリア形成の機会を提供しているラボは他にないと自負しています。
また、医科歯科大学は東工大と統合することになりますが、それにより「理系の東大」としてさらに共同研究や学びの機会が増えるでしょう。その上、政府が進める国際卓越研究大学に採択され10兆円ファンドの支援を受ければ、研究活動へのさらなる手厚いサポートが期待できます。