こちらはまだ募集開始前です。2025年3月に募集開始します。 × 警告を閉じる バイオメディカルAI「体験コース2025」のご案内 データサイエンスやAIに関する言葉を聞かない日はないほど今日のデジタル社会にこれらは大きく浸透しています。現代の「読み・書き・そろばん」と言っても過言ではないでしょう。このような背景を受け、文部科学省も大学等が数理・データサイエンス・AI教育に取組むことを後押しする制度 (右図) を創設しました。書店にいけばたくさんの書籍があり、YouTubeやブログなどインターネットにもさまざまなコンテンツが共有されています。しかし、それらの教材の多くは一般的なビジネス向けか、あるいはより理論的な側面を重視した専門家向けのどちらかであり、その両者の間が少ないように感じています。特に医療や生命科学領域のAIについては、独自の専門知識 (ドメイン知識) も必要になるためか、残念ながら学びたくてもそれほどは機会が多くないかと思います。 そこで、微力ながら少しでもそういった開かれた機会を提供させていただくため、春の1日体験コースとしてリテラシーレベルに相当するバイオメディカルAI体験コース2025を開講いたします。午前中はPython (パイソン) というプログラミング言語を始めて動かすところを重点的に行い、午後の時間はPythonを使ったはじめてのAIを構築します。我々のカリキュラムの最大の特徴は、生命科学や医療のデータのみを使うというところにあります。また、学年が近い学生さんしかいませんのでお互いにすぐに打ち解けることもできるでしょう。AIがどのように生命科学や医療を変えていくのか、ぜひ最初のきっかけとして学んでいってください。今年度は初回なので至らぬ点も多々あるかと存じますが、ぜひ終了後にフィードバックをいただき次年度以降の改善につなげていきたいと考えております。以下、詳細です。 日時: 2025年3月23日(日)(実施時間帯:9:00~18:00) 開催形式: 対面開催 (最寄りはJR御茶ノ水駅、徒歩5分の東京医科歯科大学駿河台キャンパス22号館) + およびオンラインのハイブリッド。事前の資料共有等にslackというオンラインコミュニケーションツールを使います 対象・参加費: 大学 (学部) 新1年生 ~ 新3年生 (所属大学・専攻は不問) で、下記全て満たす方。参加費は無料。原則的に3/23 (日) 朝9時から18時まで全日程とも参加できる方。一部しか参加できない方もご事情を書いていただければ申込みができます。体験コースではプログラミング環境としてGoogle Colaboratoryを使うため、Googleアカウントをお持ちの方 (無料で取得できます)。配布資料やコード等について著作権は放棄しておりませんので個人の学習以外の用途 (再配布等) をしないと固くお約束いただける方。4月末までにアンケートおよび感想文 (次年度の参加者へのメッセージを含む。word 半~1ページ程度) を提出いただける方。感想文は匿名で「体験コース」ページに掲載させていただきます。 日程2025/3/23 (日) 集合8:409:00-9:30 医療や生命科学のAIってどんなもの? (講義, リテラシーレベル): AIという言葉はよく聞きますが、それが医療や生命科学にと言われてもイメージできない方が多いのではないでしょうか? 医療や生物学の専門知識がまだなくてもご理解いただけるよう平易な言葉で概説します。9:30-10:30 Pythonはじめまして (講義+実習, リテラシーレベル): ブラウザでアクセスできるGoogle Colabratoryを使ってPythonを動かしてみましょう。文字の出力から始まり、小学校レベルの計算、リスト、if文の条件分岐、for文による繰り返しなど、みなさんが将来どんな目的でプログラミングをする際にも絶対に必要になるエッセンスを濃縮して体験していただきます。10:45-11:45 巨人の肩の上に立つ – 便利なモジュールとライブラリー (講義+実習, リテラシーレベル): 先人たちが作ってくれた便利なツールを使うことで、プログラミングでできることは飛躍的に増えます。ここではその代表的なツールとその使い方を実習形式で学びます。また、これからの時代に不可欠となるAIにコードを作ってもらう方法も体験します。11:55-12:55 昼食会 (対面参加者のみ): 持参していただいたお昼ご飯を食べながら、参加者同士、あるいは当研究室の学部生・大学院生も交えていろいろお話をしましょう13:00-14:15 AIが目指すこと – 線形回帰・ロジスティック回帰を題材に (講義 + 実習、リテラシーレベル): 午後はPythonを使ったAI開発を学びます。わずか1時間後には細胞の形のデータからそれが悪性 (がん) かそうでないかを判定できる人生初のAIが完成します。難しそう? いえ、scikit-learnというツールを使えば数行でできるのです。14:25-15:40 機械学習の代表手法とお友達になろう – 決定木・サポートベクトルマシン・ランダムフォレスト (講義+実習, リテラシーレベル): 前の時間で作った細胞の形から悪性を判定するAIをさらに高精度にしましょう。そのために、使いこなせると大きくパワーアップできる3つのアルゴリズムを紹介し、実際にそれらをPythonで作っていきます。アルゴリズムって難しそう? いえ、scikit-learnというツールを使えば数行でできるのです。15:55-17:10 深層学習はじめの一歩 (講義, リテラシーレベル): 近年のAI、例えばChatGPTにせよ医療画像AIにせよ、そのベースになっているのが深層学習です。ここまで使ってきた同じ細胞の形のデータを題材に、はじめての深層学習AIを構築してみましょう。難しそう? いえ、Kerasというツールを使えば数行でできるのです。17:20-17:45 医学生がやさしく語るバイオメディカルAI (講話, リテラシーレベル): 現役の医学生が自身の経験をもとに生命科学・医療領域のAIやその学び方をお話します。17:45-18:00 さらに勉強していくためのメディカルAIロードマップ (講義, リテラシーレベル / 応用基礎レベル): 今後さらに勉強するための「メディカルAIロードマップ」を提示し、レベルアップのためのヒントやリソースをお示しします。18:00-19:00 研究室および東京医科歯科大学ツアー (対面参加者、かつ希望者のみ): せっかくお越しいただいたわけですのでもしお時間が許せば学内をご案内します。 当日までの準備について: いただいたメールアドレスに体験コース2025参加者限定のslackへ招待しますので、メンバーになっておいてください。資料等の共有は全てそちらで行います。また質問事項はぜひslackでも共有してください。ダイレクトメッセージ (DM) 等でのご質問は対応できません。昼食の準備を忘れずにお願いいたします (コンビニでよければ、会場から徒歩1分の場所にセブンイレブンがございます)。駐車場はございませんので、公共交通機関を使ってお越しください。JR御茶ノ水駅から徒歩5分です。本イベントは無料開催ですので事故・不具合等への補償は一切できかねます。つまり現地参加のために移動中に怪我をした等のトラブルの際に我々が責任を持つことはできません。欠席の方のための後日のオンデマンド配信の予定はございません。体験コースは当日限りです。 募集定員: 会場の収容人数や疑問点が出た際に対応させていただくスタッフの人数の関係から、恐れ入りますが定員を設けさせていただきます。対面12名、オンライン合わせて50名とさせていただきます。 申し込み方法: 下記Googleフォームから3月16日 (日) までにご登録ください。他の方法 (メールなど) での応募はできません。応募者多数の場合には抽選になります。結果は3/17 (月) にメールを差し上げます。