医療データに関する共同研究手続き 非公開の患者さんデータ (webアンケートなども含む) の解析について当分野がお手伝いさせていただく場合には、倫理審査手続きが必要になることがあります。当分野の関わり方について、主に2つの可能性があります。 1. データ解析を先生方がなさる場合 当分野ではなく、先生方が医療データ解析をなさる場合には特に手続きは不要です。当分野の役回りとしては専門的な助言・アドバイスだったり、あるいはダミーデータに対する解析コード例の作成などを行います。実際の医療データは先生方のところにあり、先生方が我々の助言を踏まえてそのデータを扱います。当分野に医療データが来るわけではないので手続き不要です。 2. データ解析を当分野が行う場合 当分野に医療データが来る場合には、倫理審査が必要になる場合があります。つまり、私たちが解析者として加わることができるのか、もっというと初期の計画に含まれていない部外者に勝手にデータを渡していいのかというのが問題になりえます。倫理審査を確認し必要に応じて手続きをとるのはプロジェクトを主導する先生方の責務であり、私たちサポートチームの担当ではありません。一例として、すでに倫理審査で承認されているプロトコルに分担者として清水および解析に加わる他のメンバーを追加していただく必要があるかもしれません。追加の方法はそれぞれの研究機関によって異なりますので研究機関の担当部門にお尋ねください (医科歯科大学所属の先生は、必要書式はこちらです)。追加の倫理審査が必要な場合は、学外にご所属の方は医科歯科大学の倫理審査にもかける必要があります。その場合、貴機関で追加承認された後の書類を本学の倫理審査委員会に提出することで、迅速審査が可能です。医療データは必ず匿名化の上、パスワードをおかけください。当方に送付する際には、まずパスワードで保護したデータを送り、それとは別のメールにパスワードをご提示ください。メールに添付できない大きなファイルの場合には、ZOOMでリアルタイムに受け渡しのお時間をいただきます。先生方がdropbox等の外部ストレージサービスにアップしたのと同時に私たちがそのデータをダウンロードし、すぐに先生方にdropbox等からデータを消していただきます。 なお、医療データでもすでにpublicになっているものや、あるいは細胞株やマウスなどの生命科学系データであれば倫理審査は不要で、単にデータの受け渡しのみで対応可能です。