沖田 大和 (Yamato Okita)
- 愛媛県出身、愛媛大学農学部附属農業高等学校卒
- 2005-2009 宇都宮大学農学部生物生産科学科
- 2009-2011 琉球大学大学院医学研究科・修士課程
- 2011-2014 株式会社ミノファーゲン製薬・研究開発本部
- 2014-2016 レジエンス株式会社・研究開発部
- 2016-2019 デンカ生研株式会社・研究開発本部
- 2019-現在 株式会社大塚製薬工場・鳴門研究所
- 2022-現在 徳島大学大学院創成科学研究科・博士後期課程 (秋入学) 在学中
- 抗体工学と保存液開発に基づく次世代型抗体の安定製剤化に関する研究
- 日和見細菌感染症に対する自然免疫システムに関する研究
- 品質管理検定2級
後輩へのメッセージ, 2024.03.11掲載
ダブルメンター制度で日々お世話になっております。
徳島大学大学院創成科学研究科博士後期課程の沖田 大和と申します。
2024年3月現在、ダブルメンター期間は1年3か月となり、計8回(約8時間)清水先生と大野先生にオンライン面談をさせて頂きました。当初の3か月は月に1回のペースで私の研究分野の先行文献をシンプルにまとめて紹介をさせて頂き、文献への理解度や機械学習の基礎知識についての確認を行って頂きました。またその期間中にスーパーコンピュータSHIROKANEを操作するのに必要なシェルスクリプトの学習教材と清水先生のご著書の拝読(Pythonコードの写経)を通じてバイオインフォマティクスの世界を垣間見させて頂きました。
私は現在、鬼塚正義先生のご指導の下に二重特異性抗体の安定製剤化に関する研究に着手をさせて頂いております。この5年程でスタンダードとなったAlphaFold2を積極的に活用して自分達で設計した抗体のアミノ酸配列から3次元構造データを生成し、そのデータから抗体分子特性や抗原との相互作用を詳細に解析しています。その進捗状況を2か月に1回のペースでご確認頂き、ご助言を頂いております。もし先生方との出会いがなければ、本格的なin silico解析には着手していなかったと思います。
所属する大学院プログラムの中でも複数の副指導教員と接する機会があります。清水先生と大野先生との出会いは所属する大学院とは全く関係はないですが、圧倒的に私に向き合って頂き、比較にならないほどの教育の機会と研究へのご助言を頂きました。8回のご指導の中でこの密度ですから、実はまだ先生方とあまり雑談をしたことがございません(笑)。東京に行く機会がありましたら、一度ご挨拶に伺わせてください。その際は少しだけ雑談のお時間を頂けると嬉しいです。
HPをみてダブルメンター制度に興味がある方がおられましたら、是非思い切ってチャレンジしてみてください。もしご要望があれば、私にご連絡を頂ければ、より詳細なダブルメンター制度の実態をお話しさせて頂きます。
後輩へのメッセージ, 2023.03.19掲載
ダブルメンター制度で日々お世話になっております。
徳島大学大学院の沖田 大和と申します。
大学院ではこれまで経験したことがない分野の技術も学びたいと思い、AIを活用した研究テーマを設定できないかと指導教員である鬼塚正義先生と入学当初より相談をしておりました。当初は学内で定期的にご指導を頂ける、できればバイオインフォマティクスをご専門にされた先生を探しておりましたが、残念ながら学内では見つけられず半ば諦めておりました。そのようなとき、清水先生が博士課程を対象にしたダブルメンター制度を2023年1月から募集していることをたまたまTwitter上で知ったことが応募のきっかけとなりました。
所属して間もないですが、先生が提供してくださる教材は分かりやすく、初学者の私でも取り掛かりやすいものです。しかし量は多いため継続的な学習を着実に積み重ねる必要があります。また、一月に一回のペースで開催されるミーティングでは私の研究分野とAIに関連する文献を報告させて頂き、自分の研究にどう活かしていくかをアドバイス頂いております。私のような素人でも清水先生と大野先生は真摯に向き合って頂いており、その姿勢から、また来月まで頑張ろうと身が引き締まる思いになります。
HPを見て悩んでいる方がいらっしゃいましたら、思い切ってチャレンジしてみてください。いつかご縁あって交流できる日を楽しみにしております。