TMDU-SPRINGリトリート2024 参加レポート

先日、TMDU-SPRINGリトリートに参加させていただきました。このリトリートではTMDU-SPRINGに採択されている学生が一同に集い、研究成果を発表する会となっています。この3日間にわたるイベントは、私にとって非常に刺激的で有意義な経験となりました。

この会を通じて私は多様な分野の学生と交流することができました。普段は他の大学院生と交流する機会は少ないため、これは私にとって一番の収穫でした。また、日本のみならず留学生との交流を通じて、国際的な視点の重要性を再認識しました。

プログラムの中で特に印象に残ったのは、様々な分野の第一線で活躍する研究者による講演でした。細胞内イメージング技術や相同組換えのメカニズムに関する講演は、私の研究領域とは異なりますが、科学的思考の深さと広がりを感じさせるものでした。また、海外活動報告や教育セミナーなど、多岐にわたる内容が用意されており、研究者としてのキャリアパスや心構えについても多くの示唆を得ることができました。

ポスターセッションでは、自身の研究発表を通じて多くのフィードバックを得ることができました。同時に、他の参加者の研究にも触れ、機械学習やシングルセル解析などの最新技術が様々な分野で応用されていることを再確認しました。

グループワークやナイトセッションなどの交流イベントも、参加者間の距離を縮め、新たな共同研究のアイデアを生み出す良い機会となりました。特に、異分野の研究者との対話は、自身の研究を新たな視点で見直すきっかけとなりました。

このリトリートを通じて、研究の視野を広げることの重要性と、異分野のコラボレーションにより新たな知見を生み出すことができることを強く実感しました。今後は、ここで得た知見を活かし、自身の研究をさらに発展させていきたいと思います。同時に、次回のリトリートでは、1年間で研究に取り組んだ成果を示せるよう努力していきたいと考えています。

博士課程1年・佐久間 智也