オンラインの学生勉強会Biomedical Data Science Clubサポーターを募集しております

機械学習を含むデータサイエンスと、医療あるいは生命科学の両者に長ける次世代の人材育成のため、当研究室ではオンライン研究指導や、Biomedical Data Science Clubというオンラインの学生勉強会を継続的に開催してまいりました。この勉強会では査読付き学術誌に掲載されたトップレベルの学術論文を担当学生が読み込み数十ページにわたる資料を作成してそれを解説し (30分)、その後学生同士でフリーディスカッション (30分)、最後に私が10~15分ほど補足解説をするという流れで行っており、学部生・修士課程学生を中心に東大をはじめ全国各地の優秀な学生30名超が集っております。過去の勉強会はこちらにお示しするようにまだ学生とは思えない非常にハイレベルの資料共有 + 討論が行われており、また毎回のように新メンバーが加入していることを考えてもこの勉強会は今後も益々発展していくでしょう。

Pythonで実践 生命科学データの機械学習」という書籍をBiomedical Data Science Clubの学生たちとともに上梓したこともあり、最近はありがたいことに複数の製薬企業や試薬メーカー・バイオベンチャー様などからデータサイエンスに明るい学生さんを紹介してほしいというお声がけもいただくようになりました。また、現在は修士課程の学生までに絞っていますが、より上の世代の方からも勉強会を傍聴して最新のバイオメディカルデータサイエンスの研究動向にチャッチアップしたいというお問い合わせもたくさんいただいております。

そこで新たに、学部〜修士課程の学生枠とは別に、「サポーター」として学術・産業界における次世代のホープの育成をご支援いただける個人様・法人様を募集しております。サポーターの方への御礼として、

  • 年間20回程度行われているBiomedical Data Science Clubの論文・勉強会資料共有 (年間でおよそ500ページ)、勉強会zoom聴講
  • サポーター専用slackにおけるバイオメディカルデータサイエンス (機械学習・バイオインフォマティクス・創薬等) 領域における最新の学術論文紹介、リソース配信 (毎週10ほど)
  • 企業様の場合には、Biomedical Science Clubページにおよび学生側の勉強会slackにおける毎回の勉強会の通知においてサポーター企業様の明示 (広告を希望されない企業様は掲載をしないこともできます)
  • 企業様の場合には、ご希望があれば意中の学生に清水を通して水面下にオファー、意向が双方一致すれば個別交渉

といった、わずかではございますが特典を用意しております。

サポーターになっていただくには、本学へのご寄付という形を取らせていただきます(税制上のメリットもあります)。

  • 個人名義の方: 年間3万円以上で、サポーター制度に賛同しご寄付いただける額
  • 学術・研究教育機関など、非営利団体名義の方: 年間10万円以上で、サポーター制度に賛同しご寄付いただける額
  • 企業等、営利団体名義の方: 年間30万円以上で、サポーター制度に賛同しご寄付いただける額

東京医科歯科大学の「奨学寄附金」は、企業や個人の方から寄附金を募り、学術研究や教育の充実・発展に活用する制度です。サポーターの方からいただくご寄付は全額

  • Biomedical Data Science Clubのためにたくさんの時間をかけて文献調査・資料作成・発表を担当した学生への寸志
  • Biomedical Data Science Clubの学生のうち希望者に対するオンライン研究指導にかかる教育費
  • Biomedical Data Science Clubメンバーに公開している他の勉強会 (一例としてこちら) にかかる費用
  • 大学院生の指導経験付与および待遇改善 (例としてTeaching Assistantなど)

といった次世代の医療・学術・産業界を担う学生への教育および研究機会の拡充に本学経理部を通して使わせていただきます。

【サポーターへの手順】

寄附金申込書をダウンロードし、記入例を参考に記入していただいたものを清水 (h_shimizu.dsc@tmd.ac.jp) にメールでお送りください。

この時点で1年間のサポーター登録させていただきます。

本学の事務担当者より「寄附金の振込手続きのご依頼」をお送り致しますので、所定の銀行口座へのお振込をお願い致します。

お振込の確認後、「寄附金領収書」と「お礼状」をお送りさせていただきます。

寄附金は本学の規定に則りBiomedical Data Science Clubおよび学生教育・学生研究にかかる経費に全額を使わせていただきます。

【ご寄付に関する税制上のメリット】

ご寄附いただいた場合、以下のように税制上の優遇措置が講じられています。

  1. 企業の方の場合、ご寄附いただいた金額を損金算入することができます。(法人税法第37条第3項第2号)
  2. 個人の方の場合、ご寄附いただいた金額(所得の40%を限度とする)から2千円を引いた額を、所得税の課税所得から控除することができます。(所得税法第78条第1項)
  3. 平成20年4月30日付けで法改正があり、個人の方で本学が条例指定を受けている自治体 (東京都、千葉県)にお住まいの方につきましては、住民税も一部控除されます。

1および2に関しては 「寄附金関係の税制について」(文部科学省) に説明があります。また3については「個人住民税における寄附金控除制度について」(総務省ホームページ)、東京都主税局ホームページ千葉県ホームページにも詳細が書かれています。税制上のご質問がある方も、清水にお気軽にお問い合わせください。本件に精通する担当者におつなぎします。

どうぞ温かいご支援をお願い申し上げます。