東京科学大/Science Tokyo AIシステム医科学分野へようこそ 東京科学大学 (Science Tokyo) 総合研究院M&Dデータ科学センター / 大学院医歯学総合研究科の清水研へようこそ! 我々は大学病院にほど近く、またJR東京駅から10分の東京の中心である御茶ノ水エリアで情報科学・データサイエンスをベースに「未来の医療をつくる」ことを目指している若いチームです。ここで「若い」と言ったのは2つの意味があります。1つ目は研究室として若いという意味で、2022年2月に創設されたばかりのフレッシュなラボです。2つ目には清水自身が34才で教授に就任したため、我々のラボの教員・研究員は20代30代が中心の年齢的にもとても若いという意味です。旧東工大が得意とする理工学領域と、旧医科歯科が得意とする医療領域、それらの両者に精通する勢いのある若い研究者・学生が集まっているのが私達のチームです。その特性を活かし、コンバージェンスサイエンス (データサイエンスを軸にして、さまざまな学問の叡智を「収斂」させた異分野融合科学) による次世代の医療をつくることを本気で目指しています。 清水は医師としての臨床経験がありますが、医学博士号は生命科学系のプロジェクト (実験系の分子細胞生物学) でとりました。その一方、情報科学の国際コンペティションでさまざまな賞や称号をとり (もちろん情報科学の論文も出して)、米国Harvard大やMIT (マサチューセッツ工科大学) では数学や物理・化学の研究者らと研究をしてきました。その影響もあり、医学や生命科学だけではなく工学系の学会からもさまざまなお誘いをいただいています (例えばこちら)。 このような理由で、私達の研究室は日本で最もコンバージェンスサイエンスを学べる環境にあると自負しております。 近年の私達が取り組んでいる主なプロジェクトの概略を紹介します。 次世代医療のための情報科学・情報解析(バイオインフォ・クリニカルインフォマティクス) コンピューター創薬 (AI創薬を含む) 病気を理解するための生体反応の数理モデリング(システム生物学) 生物の仕組みを計算科学的に改変して有用なモノづくり(合成生物学・DNAコンピューター) ロボットを活用した生体計測工学による癌制圧 次世代の計算インフラになる量子機械学習 研究はもちろんですが、我々は非常に教育を重視しており、特に大学院生への教育については日本でトップレベルの熱量を誇ります。数多くの勉強会の機会がありますし、また研究指導ということに関しても学部生が筆頭著者で英語学術論文を発表したり、学外からやってきた1年目の大学院生が人生ではじめての学会デビューでいきなり学会賞をとったりしています。こういった先輩方の成果は私達にとっては何の驚きでもありません。それだけ教育システムには絶対の自信があります。 私達のところには理系のほぼ全ての分野から学生たちが集まってきていますし、文系学部出身の大学院生もおります。情報科学に特化した研究をすることもできますし、生命科学実験を並行して学ぶことも可能です。 日本政府はバイオ、量子技術、AI、次世代医療の4分野に重点的な投資を行うことをすでに決めています。これはつまり、巡り巡ってこれらの領域の専門知識や実績を持つ人材の価値が今後どんどん高まるという意味でもあります。そしてどういうご縁か、清水研はもともとこの4領域を非常に得意にしている研究室です。日本には数多くの研究グループがありますが、希望によりこれら全てを学べるチームはほとんどないでしょう。さらに、東京医科歯科と東工大の統合により今後はますます学内でコラボレーションしやすくなります。キャリアパスを考えるうえで東京科学大の清水研で過ごす修士課程・博士課程の期間は非常に濃密なものになること間違いありません。 私達の研究室のもう1つのポイントは、ラボ内が非常に風通しがよく、かつ仲もよいこと。お互い「さん」づけで呼んでおり、これは教授や講師といった上の先生が1年目の学生さんを呼ぶときにも変わりません。相手に敬意をもって接するのは何事においても基本です。研究室の人間関係に悩まされることなく、思う存分、自分に投資をし、もっというとサイエンスを楽しむことができます。 コンバージェンス・サイエンスのような異分野融合領域、毎日が刺激的でとても楽しいですよ。最初はみんな初心者からです。ぜひ恐れずに門を叩いてみてください。我々は大学院生はもちろん、学部1年生からさまざまな制度で受け入れる準備をしてお待ちしております。 東京科学大がスローガンとして掲げるコンバージェンス・サイエンス