炭素の安定同位体13Cを含む化合物のトレーサー実験において、質量分析器によって計測される同位体メタボロームの解析を行います。適切な実験系であれば、生体内や細胞内での代謝経路の活性を解釈できます。可能であれば実験を計画している段階でお声がけください。どのような解釈ができるかは、用いるトレーサーと計測するものに大きく依存します。私達が関わっている主要ジャーナルに掲載された解析例としては、Ohno et al. iScience 2020 ; Krycer et al. Cell Reports 2017 他があります。
コンピューター創薬関連
その名の通り薬の候補をコンピューターで見つけます。一般的なSBDD (Structure-based drug discovery), LBDD (Ligand-based drug discovery), FBDD (Fragment-based drug discovery) に加え、AI創薬も実施可能です (例えばShimizu et al. iScience 2022)。中分子創薬は鋭意努力中ですが、現在のところは共同研究としては低分子のみの探索を行います。私達のところでは製薬会社が持つ創薬のための専用ソフトやクラスター計算環境も常備しておりますので、AI創薬に限らず創薬のさまざまなフェーズにおいて最適な手法をご提案できます。