生命医科学 x 情報科学をNews Letterで継続的に学ぼう

私自身が生化学・分子生物学の実験アプローチによるがん研究で博士号をとりその後その応用としての創薬研究をしてきたこと、そして同時に内科医としての活動も続けてきたということもあって、当研究室ではこれら広範な意味でのライフサイエンス (医療も含む) と数理情報科学の融合領域の研究をしています。米国留学時代には理論化学計算やその工学への応用を学んでいたこともあり、これらの物理化学的な手法も取り込んでいます。

当研究室ではこれらの知見の社会還元を目指して、これまでに当サイト における情報発信 (例えばこちらのロードマップなど) の他、社会人の方にも開かれたバイオメディカルAI夏の学校・春の学校などのオープンコース (延べ300名参加)、学生さんに当該領域の論文の読み方を指南するBiomedical Data Science Club (延べ1400名参加)に加え、X (旧 Twitter, フォロワー6000名) による最新論文紹介など、いずれも無償の情報発信をして微力ながら取り組んでまいりました。

しかしオープンコースは1日完結でごく一部しかご紹介できませんし、Xは情報が流れてしまいます。そこで、昔ながらの方法ではあるのですが、これらの領域に継続的に触れていただき、必要に応じて見返していただけるように、メールによるNews Letterを2025年5月から開始することになりました  (もちろんNews Letterも無料です 笑)。

このNews Letterでは、最新の論文の紹介やリソース、情報科学の学会で発表されたばかりの新しい解析手法、それから当研究室が実施するオープンコース (夏の学校・春の学校など) のご案内など、当該領域におけるフレッシュな情報をお届けします。また、アカデミアや企業問わず研究職を目指す学生さんに向けた、効率のよいコードの書き方や実験ノートの書き方、研究留学準備やフェローシップの話といったキャリアコンテンツも不定期で配信します。

これまでの科学の歴史を振り返って見れば、一見関係なさそうな領域から新たなイノベーションの元が出てくるわけですが、常にwatchするのは大変ですよね。News Letterであれば、特に重要なものに絞って効率的に情報収集することができますし、メールボックスに配信されるため能動的に探す手間も省けます。必要なのはメールを見て興味がある論文等へのリンクをクリックするだけです。

当面のところ隔週の予定です。多くの宛先へ配信できるサービスとして欧州のものを一部に使っているため、登録時には英語や自動翻訳された不自然な日本語が混じりますが、その後は全て日本語でnewsletter@shimizuhideyuki-lab.orgのメールアドレスから配信されます。

もちろんです。あくまで微力ながらの社会貢献目的ですので。

しかしながら数百を超えるようなメールアドレスに一括配信するためには専用の配信サービスを使う必要があり、そのランニングコストは私のポケットマネーから出していますので、将来的には広告 (Amazonアソシエイトとの提携による実験医学 新刊本のお知らせなど) を情報提供の一環として掲載して運営費にあてる場合があります。

その場合でも、読者の皆様からNews Letterに関してお金をいただくことはありません。

多くのNews Letterには名前などメールアドレス以外のことも入力が必要ですが、このNews Letterはメールアドレスのみで登録できます。その情報は全て当サイトのドメイン (shimizuhideyuki-lab.org)内にセキュアに保管されており、外部に漏れることはありませんのでご安心ください。

もちろんです。いつでもクリックのみで解除できます。毎回のNews Letterの一番下にそのリンクがあります。しかしこの領域において日本語で読める数少ないメディアですので、これらを学びたい方にとっては解除機能など全く必要ないくらいの情報をご提供できると自負しております。

古来より「継続は力なり」といいます。このNews Letterを継続的にご活用いただきご自身の研究や診療や事業等にご活用いただければ発行者として望外の喜びです。

登録はこちらからどうぞ。卒業・転職等で将来的に所属が変わっても変化しない、普段から使っているプライベートアドレス (gmail等) をお勧めします。