当研究室ではバックグランド別にいろいろな勉強会があります。その1つに、医学系バックグランドではない方を対象とした朝活があります。医療ではない出身の方にとって、将来的に医療の研究者になりたい、あるいは医療に関する企業等に進みたいという場合に最適な学びの機会を提供しています。

医療の必須知識を朝活で学ぶ

内科学を中心とし、7月から翌年3月の9ヶ月にわたって医療に関する研究・開発職につくなら絶対に知っておきたいレベルの臨床医学を勉強します。この「朝活」以外にも例えば4月には集中勉強会として「人体の構造と機能」のテキストを輪読しますし、基礎医学の勉強会も1年間かけて随時あります。その上で、この「朝活」のイメージとしては、医学科4年生相当レベルの医学や医療や検査知識まで取り扱います。医学科5年は病棟実習、医学科6年は病院への就職活動や6年間の総復習 (卒業試験)および医師国家試験対策のための勉強に大半がつかわれるので、座学ベースとしては医師養成課程 (医学科) で習うかなりのことを清水研では1年間で修得できます。

日時: 原則として7月から翌年3月の、毎週月・水・金 (祝日を除く)。時間は朝9時から1時間以内。

対象: 清水研の1年生を主な対象としてますが「朝活」なので強制ではありません。希望があれば他のメンバーにもオープンにしています。

内容: 内科学を中心に全106回構成。資料は都度配布。最初は食道・胃から始まって、消化器が一通り終わった後は心臓の勉強になり、

心臓の後は、糖尿病などの代謝疾患、内分泌疾患、肺、血液、感染症、免疫・アレルギー・膠原病、を終えて、そして脳神経、腎臓で一通りの内科外科の疾患をカバーしています。他に、男性特有の病気、女性特有の病気も代表的なものは学ぶカリキュラム構成になっています。

ここにない診療科 (例えば眼科・耳鼻科・整形外科・皮膚科など) も医学生が実際に使っているテキストは研究室に全て揃えているので興味のある疾患を自分で勉強して研究していく下地を整えています。

このように、当研究室は医療以外の出身の方が医療のフィールドの研究をするための下地を身につけていただけるために100回以上にも渡る教育をしています。