麻生 啓文 (Hirofumi Aso, Ph.D.)
助教 (Assistant Professor)
- EMAIL: aso.hirofumi@@tmd.ac.jp (copy/pasteable, please delete one @)
【自己紹介・ひとこと】
シングルセルデータ解析による、ウイルス感染細胞の自然免疫応答の解析に取り組んできました。病気の治療法創出への貢献を目標に研究しています。
- 兵庫県出身、私立洛星高等学校卒
- 2014-2018 京都大学薬学部・薬科学科
- 2018-2020 京都大学大学院・薬学研究科・薬科学専攻・修士課程(小柳義夫 教授)
- 2020-2023 京都大学大学院・薬学研究科・薬科学専攻・博士後期課程(小柳義夫 教授・生田宏一 教授)
- 2019-2023 東京大学・医科学研究所・特別研究学生(佐藤佳 教授)
- 2020-2023 日本学術振興会特別研究員(DC1)
- 2023.4-2024.3 東京医科歯科大学・M&Dデータ科学センター・特任助教
- 2024.4-2024.10 同・助教
- 2024.10-現在 東京科学大学 (Science Tokyo) 総合研究院・M&Dデータ科学センター・助教 (大学統合)
シングルセル解析技術を駆使したバイオインフォマティクス解析により、ウイルス感染に対する自然免疫応答について研究してきました。病気の治療法創出への貢献を目標に研究しています。
直近の代表論文 (数編)
- Aso H, Ito J, Ozaki H, Kashima Y, Suzuki Y, Koyanagi Y, Sato K. Single-cell transcriptome analysis illuminating the characteristics of species-specific innate immune responses against viral infections. GigaScience, 12, giad086, 2023.
- Kosugi Y‡, Uriu K‡, Suzuki N‡, Yamamoto K‡, Nagaoka S‡, Kimura I‡, Konno Y‡, Aso H‡, Willett BJ, Kobayashi T, Koyanagi Y, Ueda MT, Ito J, and Sato K. A comprehensive investigation on the interplay between feline APOBEC3Z3 proteins and feline immunodeficiency virus Vif proteins. Journal of Virology, 95 (13): e00178-21. 2021. ‡Equal contribution.
- Hwang YS, Suzuki S, Saita Y, Ito J, Sakata Y, Aso H, Sato K, Hermann BP, Sasaki K. Reconstitution of prospermatogonial specification in vitro from human induced pluripotent stem cells. Nature Commun. 2020
- Aso H‡, Nagaoka S‡, Kawakami‡, Ito J, Islam S, Tan BJY, Nakaoka S, Ashizaki K, Shirogushi K, Suzuki Y, Satou Y, Koyanagi Y & Sato K. Multi-omics investigation revealing comprehensive characteristics of HIV-1-infected cells in vivo. Cell Reports, 32 (2): 107887. 2020. ‡Equal contribution
- Aso H, Ito J, Koyanagi Y, Sato K. Comparative description of the expression profile of nterferon- stimulated genes in multiple cell lineages targeted by HIV-1 infection. Front. Microbiol., 10: 429. 2019
「型破り」という言葉があります。研究では独創的であることが求められるため、「型破りな研究者」は、学生も目指すべき目標と言えます。しかし、いきなり自分のやり方で始めてしまっては、「型破り」にはなれません。「型」を身につけた人が「破る」から「型破り」なのです。型を身につける前の学生がいきなり自分のやり方をやろうとすると、「形無し」になってしまいます。
研究活動は、研究の計画、実験やデータ解析の実施、発表資料の作成、論文の執筆など多岐にわたり、多くのスキルを必要とします。研究を始めたばかりの学生は、まず「型」を覚えましょう。「型」をすでに身につけた教員達から、あらゆるスキルを盗んでいってください。ある程度覚えたら、自分の研究で使いましょう。使うことで他人の知識から自分の知識に変わります。ある程度使ったら、人に教えましょう。教えることで知識が整理され、本当の意味で理解していないところが浮かび上がります。覚えて使って教える、この3段階の学びの場を提供しサポートすることが私の役割だと考えています。みなさんも一緒に「型破りな研究者」を目指しましょう。
寄稿
- 佐藤 佳、麻生 啓文、小柳 義夫. ウイルス感染細胞の不均一性(heterogeneity)の網羅的描出. 実験医学増刊「シングルセルゲノミクス」. 羊土社, p155-160, 2019年.
- 日本ウイルス学会 所属
- ウイルス学若手ネットワーク 世話人
- Tsukuba Bioinfo Assembly 世話人
受賞 (一部のみ)
- ウイルス学若手研究集会2020 優秀発表賞、ウイルス学若手ネットワーク、2020年
趣味・特技
- 旅行
- ドライブ
- 弓道(中学・高校・大学の部活)
- サッカー(主に観戦、たまに参加)
- 絵画(油絵)
- 将棋