比嘉 綱己 (Tsunaki Higa, MD, PhD)

講師 (Junior Associate Professor)

  • EMAIL:  higa.tsunaki@@tmd.ac.jp (copy/pasteable, please delete one @)

現在進行形の主な政府系プロジェクト

  • 日本学術振興会 基盤C「発生生物学関連」研究者

【自己紹介・ひとこと】

これまでは主にマウスを用いて、腸管上皮や胃上皮の幹細胞と再生、消化器悪性腫瘍のがん幹細胞やその標的治療に関する研究を行ってきました。清水研ではまったく方向性を変え、ドライラボと高い相乗効果を発揮するようなウェット研究を常に志向して頑張っていきたいと思います。

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在籍期間: 2026.4~
  • 沖縄県出身、沖縄県立開邦高等学校卒
  • 2008-2014 北海道大学医学部医学科
  • 2014-2018 九州大学大学院 医学系学府医学専攻 博士課程(中山敬一 教授)
  • 2018-2022 九州大学 生体防御医学研究所 分子医科学分野 学術研究員 (中山敬一 教授)
  • 2022-2024 九州大学 生体防御医学研究所 分子医科学分野 助教 (中山敬一 教授)
  • 2024-2026 東京科学大学 高等研究府 制がんストラテジー研究室 プロジェクト助教 (中山敬一 教授)
  • 2026-現在 東京科学大学 総合研究院 M&Dデータ科学センター 講師
  • 腸管上皮の再生機構と大腸がん幹細胞を標的とした治療戦略の研究
  • 胃底腺幹細胞の実体解明と胃がん幹細胞の標的治療戦略の研究
  • ロングリードシングルセルRNA-seq解析の技術開発

直近の代表論文 (数編)

【Books / 著書】

  • 比嘉綱己, 岡毅寛, 須賀原修, 古賀大介, 中山敬一「消化器病学サイエンス6巻4号 No.42」、先端医学社 2022
  • 牛島俊和、中山敬一(編) 比嘉綱己論文図表を読む作法PREMIUM」、羊土社 2025
  • 後藤典子(編) 比嘉綱己・中山敬一(分担執筆)「実験医学増刊 がん幹細胞とは何者なのか?」、羊土社 2025
  • 日本分子生物学会

受賞 (一部のみ)

  • 2018年 第21回生体防御医学研究所リトリート 優秀ポスタ賞:Tracing p57+ cells identifies quiescent stem cells in multiple tissues.
  • 2017年 12th International Symposium of the Institute Network. Excellent Poster Award: Tracing p57+ cells reveals different contribution of quiescent stem cells to the maintenance of gastric, intestinal and neoplastic epithelia.
  • 2016年 第19回生体防御医学研究所リトリート 最優秀口演賞:p57 maintains epithelial homeostasis in the intestine through the regulation of quiescent +4 position stem cells.

資格

  • 医師免許

趣味・特技

  • ストレス解消がてら、下手くそなピアノを弾いたりします。
  • 筋トレも頑張りたいですが、最近はおサボりわがままボデーです。
  • 英語と中国語は、ようやく幼稚園入学レベルに到達しました。Ars longa, vita brevis.
  • 沖縄や北海道では釣りが好きでした。関東では未経験なのでぜひ教えてください。
  • お酒、グルメ、カラオケなども人並には好きです。睡眠は極力削りたくない派です。

はじめまして。清水研で主にウェット研究を担当している比嘉と申します。

最近はビッグデータやAIが注目され、医学や生命科学においても、複雑な生命現象や疾患の原理を解明するための強力なツールになっています。一方で、その基盤となる膨大な数値データは、実存および現象としての分子・細胞・個体の挙動や表現型の抽象です。それらを得るためには、実際に生命現象を観察し、介入し、計測する過程が不可欠です。目の前のディッシュや試験管の中で、あるいは個体の体内で、分子や細胞がどのように振る舞っているのかを鮮明に想像しながら手を動かすウェット研究には、ビッグデータ解析とはまた違ったワクワク感があると思います。

いい研究を行うことは、とても難しいことだと日々感じます。一つの分野で突出した成果を出すには、高い専門性に加えて、論理性・想像力・実行力、そして運も必要です。凡人の私には簡単ではないと痛感してきました。でも、ウェットとドライという2つの武器をある程度でも使えるようになれば、もしかするとそのシナジーの力で、人並外れた天才でなくとも、けっこう独創的で面白い研究ができるかもしれません。また、そうした強みは将来の選択肢も広げてくれるはずです。

そんなことを考えながら、2026年から清水研に加えていただきました。ウェットとドライを一気通貫でつなげられる環境は、日本全国でも非常に限られていると思いますので、上の仮説をここで検証したいです。人に何かを教えられるほどの技術や能力はない未熟者ですが、持っているものはすべてお伝えしながらともに学び、考える姿勢でいたいです。若い皆さんの発想力とエネルギーを尊重し、自由闊達なディスカッションを通じて、「ドライラボでしかできないウェット研究」を一緒に目指していけたら嬉しいです!