2019年の分子生物学会年会において、九州大学・医学部3年 (当時) の澤田 高志 さんが発表しました。

乳がん・肺がんといったがんの中でも最も患者さんが多いがん種のデータを再解析し、あるmicroRNAの発現量が正常よりもがんで大きく下がっていること、そしてがん患者さんの中でもそのmiRNAが低い患者さんの方がより予後不良であることなどを見出しました。

さらに、がん細胞にそのmiRNAを発現させることで増殖を抑えることができるという実験データも示し、その意義についてもデータ解析から予測しています。

澤田さんは学部2年生の頃から私たちの研究グループに加わり熱心に研究してきました。これまでの経験を生かして、今後のキャリアを築いていってほしいと思います。

分子生物学会で発表する九州大・医学部3年 (当時) の澤田さん